映画 パターソンの1週間から新しい生き方を発見する方法

以前の記事「一般人が主人公の安心できる映画」

取り上げたパターソンを観てきました。

起承転結のない映画でつまらないと酷評する

評論家がいるかもしれません。

人間はあまりにも刺激を求めすぎて、パターソン

のような穏やかな人生の中から生きるすべを見つ

けることを失ってしまったのではないかと思い

ました。

私は素晴らしい映画だと思います。

同じ場面が数日続いたところで欠伸が出ましたが

眠ることなく楽しむことができました。

今回は映画「パターソン」について解説します。

パターソンのあらすじ(ほぼネタバレ)

月曜日の朝、パターソンは隣で眠る妻ローラにキスをして

から起床します。

仕事場へは歩いて向かいます。

パターソンはパターソンという街に住むバスの運転手です。

仕事前に運転席でまずパターソンは秘密のノートに浮かぶ

詩を書きます。

そして同僚の家庭が最悪だという話を聞いて仕事を開始

します。

バスの表示は(23 PATERSON)です。

いつものように同じ路線を毎日走り帰宅します。

郵便受けの中から手紙を出します。

昨日まっすぐにしたはずのポストがまた傾いていました。

妻ローラは料理が下手で家中を白と黒のペンキで塗り

たくります。

週末にカップケーキを市場で販売したりギターを購入したり

多彩だけど少し風変わりな妻ローラです。

そんなローラをパターソンは愛しています。

ローラはパターソンの詩を世に発表したらいいのにと思って

います。

パターソンの街は出身の詩人であるウィリアム・C・ウィリアムズ

が有名です。

そんなウィリアムの詩をパターソンも敬愛しています。

夜に愛犬マーヴィンの散歩の途中には必ずバーでビールを

一杯飲み、帰宅してベッドに潜り込みます。

そうやってパターソンの一週間が過ぎていきます。

金曜日 小さなドラマが始まる

バスの乗客の会話から繰り広げられる言葉からイメージした

ことをパターソンは休憩時間にお弁当を食べながら頭の中で

詩を綴ります。

そんなとき仕事帰りに詩人の少女に出会います。

雨を美しい言葉で表現する少女をパターソンは絶賛します。

愛犬マーヴィンとの散歩中にはコインランドリーでラップの

韻を踏むギャング風の若者の詩についても素晴らしいと称え

ます。

何気ない人との出会いと何も変わらない日常を繰り返す

パターソンです。

金曜日に何気ない日常に動きが起こります。

バスが電気系統の故障で運行中に停止してしまいます。

パターソンは乗客を降ろし、乗客の女の子からスマートフォン

を借りて会社に緊急の連絡をしました。

パターソンは携帯電話を持たない人でした。

バーのマスターから所持を勧められますが自分には必要

ないと興味を示しません。

そして行きつけのバーでは常連の男が起こした軽い離婚

騒動に巻き込まれてしまいます。

土曜日 パターソンにショックな出来事が!

土曜日は妻ローラが市場で販売したカップケーキが飛ぶよう

に売れました。

そこで2人は外で食事してホラー映画を観に行くことにします。

愛犬マーヴィンは留守番です。

そのマーヴィンがやってしまいました。

2人の留守中にパターソンの大事にしていた詩のノートを

バラバラにしてしまったのです。

2人はショックを受けました。

愛犬マーヴィンはガレージ行きのおしおきを受けました。

日曜日 新たなパターソンの人生が始まる

ショックから抜けきれないまま日曜日の朝がやってきます。

抜け殻のようになったパターソンは街をぶらつきます。

そんな中、滝と陸橋のある公園でベンチに座っていると

日本人の男性が隣に座ってきました。

日本人男性は詩人ウィリアム・C・ウィリアムズのファンで

自分も詩を書いていると話してきます。

「あなたも詩人ですか?」と問われパターソンは

「私はバスの運転手」です、と答えます。

日本人男性が去り際に一冊の何も書かれていないノートを

パターソンに手渡しました。

日本人男性が去ったあと、おもむろにパターソンはポケット

からペンと取り出しノートを開き思いついた詩を綴り始めます。

小さな街の平凡な男の周りで起こる些細なドラマ

映画パターソンでいい味出しているのが愛犬マーヴィンです。

マーヴィンは妻ローラの行動にストレスを感じているので

しょうか?

毎日玄関を飛び出しポストを押して傾けている犯人でした。

そして置いてきぼりにされたマーヴィンはパターソンの大切な

ノートを無残な姿にしてしまいます。

逃げる姿やしょんぼりした様子などがわかりやすい名役者

ですね。

お気に入りのソファで主人を待ち、仕事から帰ってきたら

散歩をねだる姿が可愛いです。

詩が好きなパターソンは人の会話と街の景色または人との

出会いから詩に関するイメージを膨らませるのが上手です。

また失望感ただようパターソンが出会った日本人男性は俳優

の永瀬正敏さんが演じています。

パターソンが立ち直るきっかけを作る重要人物です。

パターソンの周囲で繰り広げられる人種や大人子供を超えた

交流が美しいと思いました。

周囲の人物には人生を悲観する人もいましたがパターソンの

淡々と日常を過ごす様子がユーモラスで何気ない出来事も

優しいものに感じられます。

パターソンの中には詩が日常のように溢れておりどんなこと

でも詩につなげるものとして存在しています。

だから好きなものが周りにたくさんあるのかもしれません。

そういう人には周囲のどんな出来事であれ魅力的に映るの

ではないでしょうか?

まとめ 平凡な日常を変えてみよう

毎日が興味のないものに囲まれる、または強制されて作業を

強いられるようなものであれば人生はつまらなく辛いものに

なってしまいます。

成功をものにすることもできないし、ロマンチックな事件や

ドラマチックな出来事もありません。

私たちの人生も同じく、多くの人が庶民的で平凡な暮らしを

しているでしょう。

どこかパターソンと同じように月曜日から金曜日まで働き

同じ時間に起きて通勤し定時に帰宅し、同じパターンを繰り

返します。

私たち人間はさまざまな人間関係に出会い、好きな人も

いれば嫌いな人もいます。

とくに自分の好きでもないことや思い通りにならなかった

ことに対しては執着が強くネガティブな感情が蓄積されて

しまいます。

そのうちに人生がつまらなく日常の小さな魅力にも気付く

ことができなくなってしまうのです。

パターソンは同じパターンの日常だとしても大切に過ごし

自分の感情から生まれるものを詩にして生きているのでは

ないでしょうか?

また好きな詩人を引き寄せる能力は秀逸ですね。

さまざまな日常を自分の好きなものを関連づけてみると

魅力的な毎日を送ることができるかもしれませんよ♪

 

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