命名されて150年!北海道と松浦武四郎の深い関係

2018年は北海道という名称がついてから150年です。

だいたい明治でいえば2年が150年前でした。

その記念にちなんだイベントや事業なども展開して

いるそうです。

11月に北海道を命名した松浦武四郎についての

講座を聞いてきました。

この節目に向けて、松浦武四郎と北海道について

振り返ってみたいと思います。

松浦武四郎って?

松浦武四郎(1818〜1888)は現在の三重県松阪市に

生まれました。

当時は伊勢国一志郡須川村、伊勢神宮の近くに生誕地が

あります。

農村に土着していた武家の三男として生まれたのが

松浦武四郎です。

武四郎は16歳のときに旅をしたい思いから家出を

しました。

17歳には東北から九州まで放浪の旅に出ています。

26歳のときに北方情勢の話を聞いて当時の蝦夷地を

調査することを決意しました。

翌年には蝦夷地へ出発しています。

松浦武四郎は現代でいえば国の役人としての仕事として

北海道に来た人です。

これまたキリのいいことに2018年は松浦武四郎の生誕

200年でもあります。

ちなみに人物像はこの写真(推定65歳くらい)しか

ないそうです。

6回にわたって北海道を歩いて調査

  • 1回目の蝦夷地踏査は1845年6〜8月で箱館(函館)から瀬棚と知床に向かっています。商人の手代という名目で蝦夷地に渡りました。
  • 2回目は1846年4〜9月は藩医の家来として蝦夷地に来ています。
  • 3回目は1849年4〜6月で、商人とともに国後と択捉にも渡りました。
  • 4回目は1856年3〜10月です。松前からサハリンに渡っています。
  • 5回目は1857年4〜8月で西蝦夷地に向かっています。天塩川や石狩川など日本海側を巡りました。
  • 6回目は1858年1〜8月で蝦夷地の全域を周りました。

松浦武四郎は前半の3航でアイヌ語の会話ができるように

なりました。

この時代は簡単に船で渡ることはできなかったので

さまざまな肩書きにして渡ったみたいですね。

3回目の蝦夷地踏査を終えて松浦武四郎は蝦夷日誌を

35巻執筆しました。

後半の3航は地理的状況を調べたりアイヌの生活や道路を

どこに造るかなどの調査をしたそうです。

後半は正式に幕府に雇われる形ですから役人の仕事と

して来ています。

幕府に提出した報告書は116巻だったそうです。

 

松浦武四郎の人物像

水戸藩の学者・豊田天功が提出した意見書のなかに武四郎

の人柄をうかがわせるような文章があります。

現代語に訳すると

  • プライドが高く自信満々
  • 生活のためなら手段を選ばない
  • 一癖あって当たり前の人物
  • 個性的でユニーク

などと書かれていたそうです。

150cmくらいの小柄な人物でしたが、旅をしたくて家出

するくらいの人ですから何があってもおかしくはない

かもしれませんね。

ほかにも長州藩の教育者・吉田松陰いわく「武四郎は

情報通だ」そうです。

古物の収集や熱心な活動や幅広い交友関係など一癖

あっても情熱的な性格で周りからも慕われる人物だと

いうことがわかります。

情報発信能力もあることからインターネットの現代に

もし存在していたならフォロワーが多かったかもしれ

ませんね。

北海道には記念碑がいっぱい

北海道には松浦武四郎が歩いて旅をしたところに銅像や

歌碑や石碑などたくさんの記念碑が建立されています。

道北の小平町には松浦武四郎扇公園があり、胆振の

洞爺湖町には武四郎坂という急勾配でカーブの激しい

坂があります。

胆振の厚真町には松浦橋があり、歌碑と石碑がその前

にあります。

有名なところでは十勝の菓子メーカー「六花亭」で

販売されているお菓子の詰め合わせセットの化粧箱が

武四郎の十勝日誌をモデルにしており、その名も

「十勝日誌」です。

厚真町には武四郎もちに武四郎だんごもあるそうです。

蝦夷地から北海道へ!

江戸から明治へ時代が移り変わるとともに松浦武四郎も

開拓史の役人として蝦夷地の名称変更を提案しました。

そのときに候補に上がったのは

「北加伊道」「日高見道」「海北道」「海島道」「東北道」

「千島道」だったそうです。

最終的に決定したのが北加伊道を北海道にして1869年

8月15日に命名しました。

アイヌ語の「カイ」は「この地で生まれたもの」という

意味があるそうです。

アイヌの人たちとも交流を深めて来た松浦武四郎らしい

選出方法ですね。

まとめ 短いようでも中身が濃いぞ北海道

12月から函館の道南食品というお菓子メーカーで命名150年

を記念した記念キャラメルが販売されています。

北海道の179市町村の名称がサイコロに書いてあり、付録と

して松浦武四郎のすごろくが付いていて裏面は北海道地図

だそうです。

これ私、探してるんですけど、苫小牧で見つけることが

できません。

約1年販売するそうなので、情報があれば連絡いただきたいです。

まあ、札幌駅に行けばありそうな気がします。

ほかにも企業や自治体が企画している記念事業があります

のでチェックしてみてはいかがでしょうか?

前回紹介した四国の剣山は国産みの時代ですから、北海道

の歴史は浅いでしょう。

そのぶん、公にされていないことも多いのかもしれません。

松浦武四郎が踏み入れる前は謎に包まれていますが、アイヌ

が築いた土地や歴史、そして空海の痕跡もあることなどから

まだまだ気になる場所がたくさんある北海道だと思います。


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