羊毛紡ぎで毛糸を作ろう!糸車の使い方と糸の作り方を紹介

羊毛といえば針をチクチク刺してぬいぐるみを

作る羊毛フェルトは近年のハンドメイド作品として

たくさんの方がチャレンジしています。

羊毛フェルトは道具も簡単に手に入り安価で済ませる

ことができるためお手軽です。

羊毛はもともとは毛糸の素材でもあります。

毛糸は手芸洋品店で簡単に手に入りますね。

でもこれを自分で作ることはできるのでしょうか?

はい!できるんです。

今回は羊毛から毛糸にする方法や必要な道具などを紹介します。

糸車がなくても手軽に紡ぐ方法

細かい繊維を撚り合わせて一本の長い糸にしていくのが

糸紡ぎのしくみです。

画像のように1本作り出したものを2本作り、さらに捻る

ことで簡単には切れない強い糸を作ることができます。

画像にある木製の道具は紡錘車またはスピンドルといいます。

糸車は大きな道具で高価なため手軽に糸紡ぎをしてみたい

場合は紡錘車を使うといいでしょう。

紡錘車は下記に紹介している販売サイトでも購入できますが

軸の棒とコマの部分にあたる円形の重りと糸を引っ掛ける

フックで自作することも可能です。

糸車の部品名称と糸が紡がれるしくみ

本格的に毛糸を作ろうと思ったなら糸車があれば時間が

かかりません。

早ければ50gの毛糸を作るのにだいたい3時間くらいでしょう。

羊毛であれば代表的な糸車では画像のようなアシュフォードの

トラディショナルタイプが使いやすいと思います。

紡いだ毛糸が収まっているのがボビンです。

左右に白いタコ糸を渡しています。

左のタコ糸で適度にボビンを固定して右の回転枠に通した

タコ糸は糸車の大きな車輪である、はずみ車と連動して

回転します。

そうすることで羊毛に捻り(より)をかけてボビンに巻き

つけられるしくみです。

はずみ車を回すには一度手で右方向に回転させ踏み板を

リズムよく踏み込みます。

これが踏み板です。

足を乗せて前方へ押します。

糸車は右用ですが、右が疲れたら左足だったり両足乗せて

使うときもあります。

床の模様が賑やかですがお許しください。

フライヤーにフックが何本かセットされており糸を渡すこと

でボビンにバランスよく巻かれます。

巻かれたところがいっぱいになったら糸をずらして巻いて

いきます。

フックの先は糸の通し口があります。

糸の通し口では軽く羊毛を握って伸ばしながら紡ぎます。

足は踏み板に置き一定間隔で踏みながらはずみ車を回す

のが糸車による一連の流れです。

糸車を引き立てる脇役道具たち

ボビンは糸車と同じくらい重要な道具です。

少なくても3本は用意しておきましょう。

2個はそれぞれ羊毛紡ぎに、1本は双糸(2本を1本にする)用

に使用します。

ボビン立てもあると双糸にする際にクルクルと回転して

くれるので便利です

ハンドカーダーは色違いの羊毛をブレンドさせたり繊維を

ほぐすときに便利です。

これだけ多量にはカーダーをかけられません。

少量ずつかけることで綺麗に混ざります。

多量にカーダーをかける場合はハンドルを回すタイプのドラム

カーダーがありますが高額です。

糸巻き器を使うと綺麗な玉に巻くことができます。

糸車などがなくても日本ではかつて編み物をする家庭には

1台あったそうです。

この糸巻き器も昭和の時代に一般の家庭で使われた道具を

いただきました。

木製の糸巻きも年代物です。

羊毛を双糸にしたら糸巻きに巻いて蒸し器で数分蒸し撚り

止めします。

巻いた直後は糸がクルクルと捻れたり解きやすい状態です。

撚り止めすることで糸が安定し、余分な脂分も取れます。

これだけ揃えるのは高額であり、簡単でないかもしれません。

しかし、糸紡ぎは紡錘車(スピンドル)1本だけでも始める

ことができます。

紡錘車がなくても手足を使って撚りをかけることもできます

ので、気になる方は試してみてください。

道具や羊毛を販売しているサイトを紹介♪

アナンダ

アシュフォード製の糸車から備品などがそろいます。

羊毛の種類も多く、アルパカやカシミアにヤクなども購入

できるので観ているだけでも楽しいサイトです。

実店舗もあります。

私は吉祥寺店に行きましたが、壁一面に並んだ羊毛の種類が

多彩でした。

広い店舗に道具もたくさんあり紡ぎが好きな人にとっては

聖地です。

吉祥寺店と山梨本店では講習会も開催しています。

染TAKE

シーズンごとに新色を販売してくれます。

羊毛の色の種類が多彩です。

1色をまとめて購入するごとに価格がお得なので、まとめ

買いする際には便利なサイトです。

微妙に購入したものとサイトに掲載されている色が異なり

ますので、はじめに色見本を注文したほうがいいかもしれ

ません。

商品到着後の後払いが可能なありがたいサイトです。

まとめ アナログな道具は奥が深い

私のところに糸車が来たころはカフェのオーナーさんが

若い頃使っていたものをインテリアとして飾っていました。

そのため何十年も使っていなかったそうです。

引き取ったときは踏み板とはずみ車をジョイントする部品が

壊れていたりボビンとフライヤーの回転軸のサイズが合わない

ため使えるまでに調整するのは簡単ではありませんでした。

それでも少しずつ微調整を重ねて直していくことで持ち主に

あった道具ができあがります。

調整して行くたびにしくみを自分で理解できるようになります。

アナログな道具って面白いですね。

糸車部品や備品を調達したい場合は上記に挙げたサイトで

購入するか代用できるものもたくさんあるので糸車を持って

いる方は試してみてはいかがでしょうか?

近年はアシュフォード製の糸車が使いやすいですが、日本では

古くから紡績の技術も発達しており植物や動物の毛を使って

各家庭で糸を紡いでいた時代もあったようです。

日本の糸車はアシュフォード製のものと形が異なります。

農家さんの屋根裏や蔵からも出てくることがあるので歴史

ある家庭にもしかしたら古い糸車が出てくるかもしれません。

糸紡ぎは1万年以上の歴史があるそうです。

かつては魔術や治療やまじないにも使われていました。

インドのガンジーは糸車を失うのは肺を失うようなものだと

発言しています。

糸は生命のシンボルでもあります。

災いから身を守るために新生児やご遺体などのそばに糸が

置かれていたそうです。

フランス・ルーブル美術館のミロのヴィーナスは両手が

ありませんが、その手には紡錘を持っていたのではないか

とも言われています。

日本では花嫁道具として紡錘を持たされていました。

高畑勲監督の「かぐや姫の物語」でも紡錘が登場していま

したね。

糸紡ぎは昔から存在している女性が行う美しい手仕事

なのかもしれません。

ちなみに糸車は初心者が扱うと太さがバラバラで個性的な

糸ができあがります。

慣れてくると均等な太さで自由に操ることができますが

初めの頃の個性的な糸を作れなくなってしまいます。

面白い現象なのでまだ試していない方におすすめしたい

作業です。

アマゾンにも購入できる道具があるので、いくつか貼って

おきます。

 


 


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