トートタロット大アルカナ辞典part15は賢者です!

水の国の守護人である異世の大釜の次に

登場するのが賢者です。

水の国はさまざまな体験を経て精神の安定期

に入ります。

錬金術を学び自分と他者の違いを認め合い同じ

存在であることを認識しました。

賢者は生きていくことに衣食住をメインに置き

ません。

精神の成熟を追求する時代へと突入します。

そんな賢者について紹介します。

カードの背景

カードの登場人物である老人は内的集中または内省しています。

ワイン色は熟成を表し探求が完成したことを意味しています。

ランプは他者とのコミュニケーションによって磨かれたことを表し

地下世界を克服しました。

賢者の白髪は経験や知恵が熟考されて次の段階に向けて成熟されます。

世間の一般的な考えや価値観から解放されて不安や心配を超えていく

ことを表しているのは3つの頭を持つ番犬・ケルベロスです

カードの意味

  • 熟考する
  • 新しい可能性に向かって進む
  • 引退・隠遁
  • 人生経験を積む
  • 伝授する
  • 現在の物事を完了する
  • 自分自身に正直になる
  • 相手と距離を置く
  • 悲しみの深刻化
  • 現実逃避
  • 気難しい

さらに深い意味を読む

火の国でこの世の世界の常識や知識を習得し風の国で今まで

学んできたことが覆るような精神の崩壊を体験しました。

この体験は成長と宇宙との統合を図るためには必要なことです。

その体験を自分のものとして熟考し成長する段階に入りました。

その過程はこの賢者と次の戦車へ受け継がれていきます。

人生で学んだことは世間的な常識でもなければ誰かから教えられた

ものでもありません。

賢者自身が体験したことであり真剣に自分と向き合った結果です。

そのことはやってくる探求者にとってランプを照らす道しるべに

なってくれるでしょう。

賢者は指導者でもあります。

賢者はなんでも前を向いていくことが正しいことではないと知って

います。

主観にとらわれることなく内省と熟考を繰り返しながら全体を

把握して進むことを伝えているのでしょう。

カードの背景にある小麦は完成や収穫を意味していてこれは環境が

整えられた場所で多くの人に関わりながら豊かさを体験するという

意味があります。

そういった環境に身を置きながら他者を導き参加することが大切です。

そうしなければ賢者は孤独を好み他者との関わりを避けるようになる

でしょう。

探求者の生き方が問われるようなカードですが孤独でありながらも

人間は他者との関わりを実感しながら生きていくことが成長する

糧なのかもしれません。

人は独りでは生きられません。

毎日孤独だと思っていても誰かの言葉に感情を動かされたり誰かに

影響を与える存在であることには違いないのです。

 

 

参考資料は

レオン・サリラ著「魔術師のトート・タロット」

アレイスター・クロウリー著「トートの書」

です。


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