
ご無沙汰してました小アルカナのスートカード
解説の第3弾はカップのエースから10までです。
カップは水のエレメントに該当します。
大アルカナの水に該当するカードといえば
賢者・戦車・運命の輪と兄弟です。
カップのスートは精神活動にかかわりがあります。
ではカップの巻を紹介します。
カップのスートとは?
カップは私たちの感情に直結しています。
潜在意識にもつながり、直感を与え認識能力や理解を深める
こともできます。
これがネガティブに働くと感情に溺れてしまい自堕落に陥って
しまうでしょう。
スートは思考ですが、思考と感情は別物です。
感情の代表的なものは喜怒哀楽など言葉にできないもので
あり、思考はそこから発展する考えや思い巡らせるものです。
本来、水は女性的なものを表しています。
女性的なものとは育てたり、理解したり、なぐさめたりする
ものです。
水のエレメントは愛の調和を体験する場所として存在しています。
カップの数字と意味を解説
- 水の根源:深い愛を体験する・自分の理想や考えを信じる・意味の深い行動
- 相思相愛:幸福な関係・信頼できるチームワーク・パートナー
- 豊かさの確立:満足感や豊かさを楽しむ・成功を得る・連帯感
- 感情的な満足:人生を楽しむ・仕事にゆとりがある・自分と相手を満たす関係
- 完全な失望:楽しい気持ちが終わる・ビジネスで損失する・冷たい態度
- 喜びの始まり:深い興味を持つ・能力発揮のチャンス・深い幸福感
- 安逸をむさぼる:無気力・堕落・惰性・だまされる・現実逃避
- 心のむなしさ:不愉快・不平・一時的な成功・持続しない・見込みがない
- 幸福:達成感・楽観主義・仕事を楽しむ・深い愛情
- 絶頂からの始まり:成功が持続する・和解・満足感・新しいことを始める
まとめ あれも愛これも愛
愛の形ってさまざまなんです。
1から10までの意味をまとめましたが5で失望して6で立ち直り、
また7と8で気力を失い楽しみが持続しません。
それすらも愛の形です。
その失望感があるからこそ再起して成功したときのよろこび
は大きいのではないでしょうか?
また感情は過去の出来事にもリンクします。
小さい頃に心が傷ついた過去はいつまでも残っているものです。
似たような出来事がおこると心の傷と結びつけて同じ感情が
湧きあがります。
その傷を癒さない限りいつまでも同じ感情は湧いてくるでしょう。
深く掘り下げていくと感情の原因を突き止めることができます。
なかなか簡単ではないかもしれませんが、そこに気づき小さい
頃に傷つけられたガラスのような心を癒してあげることで恐怖
を乗り越えることができるでしょう。
傷つけられた過去も同様に愛の形です。
人生における障害を乗り越えるために必要な出来事だったの
かもしれません。
今回の参考図書はレオン・サリラ著
「魔術師のトート・タロット」です。