麻糸を作ろう〜紡錘車で撚りをかける方法を動画で紹介☆

文明の進化はめざましく

近頃では近代化が急激に加速しています。

刻一刻とせわしない日々が怒涛のように

押し寄せては私たちが自己に立ちかえる

時間さえ消えてしまっているでしょう。

麻糸をつくるだけでなく

昔の手仕事というものは、ゆっくりと集中でき

静かな時間を過ごせるところだったのかもしれません。

そんな私も麻糸をはじめ手作業でモノヅクリをする時間は

ゆったりとした気持ちで作業できます。

今回はアトリエNAOで麻繊維を購入されたお客様や

他の繊維で糸を作りたいかた向けへの参考として

紡錘車(スピンドル)を使って糸に撚りをかける方法を

紹介します。

撚りをかける前に用意するもの

紡錘車で撚りをかける前に

繊維から糸にするまでの記事を貼っておきます。

繊維を1本の糸にしよう!伝統の麻糸を作る方法を公開!!

糸を作る記事では紡錘車が終わりがけに登場していました。

今回はその紡錘車を使ってより詳しく説明していきます。

まず必要なものは

麻の繊維をつないだもの

麻糸の原料です。

糸績み(おうみ)をする始めにマスキングテープをつけています。

これが「頭」で、績み終わりが「しっぽ」です。

麻でいうところの頭は根で、しっぽは上部にあたります。

容器の外に出ているのが「しっぽ」です。

績んだ繊維の容器ごとひっくり返しましょう。

紡錘車では頭から先に撚りをかけます。

次に水を入れた容器

指でちょこんとつけて繊維になじませる用です。

そして紡錘車。

羊毛用のスピンドルも使えるのですが、重さがあるので麻糸では

その重さに耐えられなくなり撚りができる前に績み目がほどける

場合があります。

麻用の紡錘車は回転する円の土台がある程度の重さであれば

十分なのです。

私でも簡単に作ることができましたので、自作をおすすめします。

紡錘車の作りかたは次の項目で説明しましょう。

そして、水を繊維につけるため床が濡れます。

濡れてもいい床で作業するか、シートを敷きましょう。

紡錘車の作りかた

円の土台はホームセンター、丸棒とネジフックは100均で購入しました。

  1. 円の土台の中央に穴を開けます。
  2. 丸型の棒は25cmくらいの長さにカットします。
  3. カットした部分は紙やすりで角を削る様に滑らかにすると使いやすいです。
  4. 土台の穴に棒を通し接着材で固定します。
  5. 棒の先端にネジフックを取り付けて完成です。
  6. 円の土台に回す方向を書いておくとわかりやすいでしょう。

実際に撚りをかけてみよう

1人で撮影したのでわかりずらいかもしれないので

解説をつけました。

まずは動画を見て真似してみましょう。

紡錘車で撚りをかけるときに覚えておきたいこと

  • 水はつけただけ強度が大きくなります。
  • 細い糸も太い糸も撚りかたは同じです。
  • 糸の初めの撚りは指で簡単にねじりましょう。
  • 糸の終わりの手前で折り返して細いところは重ねてしまいましょう。
  • 績みの部分がほつれている場合は指で均一に伸ばし撚りをかけることで目立たなくなります。
  • ほつれない糸にするには糊をつけます
  • 糊はフノリを溶かしたものが麻糸の場合、一般的です。

まとめ とにかく手間がかかること間違いない

日本には栽培免許を取得した麻農家さんのみ作ることができる

麻(産業用大麻)ですが、精麻を仕入れて作品を作ることは

だれでも自由にできます。

だから安心して糸づくりしてみてください。

麻農家さんの工程は刈り取りから

精麻ができるまで時間がかかり、私たちが入手できた

あと糸になるまでには相当な作業の段階があります。

だから、できたときの感動って計り知れないものがあるのだと

私は思います。

昔の日本女性たちは農閑期の冬に糸を作っていました。

便利で簡単な時代でもありますが、自然に根付いたものほど

使い古したあとは、自然にかえりやすく

私たちの肌に馴染むものはないでしょう。

近年はプラスチックを廃止する動きが高まっています。

その反動で天然素材に注目されており麻もそのひとつです。

今回は「衣」に関わる麻の紹介でした。

自然の資源である麻は衣食住のどれにでも使われる

万能な植物なので知っておいて損はありません。

 

麻に関わる日本の生活がここに記されています。

生活工芸双書の他のシリーズも素晴らしい。。

 

 

 

 

 

 

 

 


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