
メジャーカードは残り2枚となりました。
今回は螺旋の星について紹介します。
このカード、自分のことを観る場合に
なかなか登場したことがありません。
こうやってじっくりと観るのは久しぶりです。
螺旋の星は新しい目的を実現するための具体的な計画がまとまる
という意味があります。
そういえば私は計画をまとめてから行動に移ることはありません。
いままで縁がなかったカードですが今回の解説を機会に見直して
みるのもいいですね。
色と人物が美しく描かれています。
そんな螺旋の星の解説を始めましょう。
カードの背景
青い女性は天空の女神・ヌイトです。
髪の長さはさまざまな思考を練っているという意味です。
または宇宙と魂をつないで新しい考えを理論化します
手に持つ金と銀の聖杯は太陽と月を表し二者間で考えを交流
させることで確信を深め実現できるように温めています。
全体にすみれ色なのは個人的なものから世界を生きて捉え方が
広がるという意味です。
聖杯から流れる水は生命力が強く余分な情報を捨てて浄化して
います。
足元にあるクリスタルはヒーリングの力があります。
思いと行動に明確さが表れ迷いがありません。
背景の地平線は現実を生き、人間として存在することを確立
しています。
カードの意味
- 見通しが明るい
- 未来を信じる
- 社会に役立つ
- 瞑想と内省
- 有望な計画
- 天職の追求
- ライフワーク
- グループをつくる
- 共同で計画する
- 有望な出会いがある
- 相手の自由を尊重する
- 未来にとらわれすぎて現実を逃す
- 恐怖から真実を見ることができない
- 利用される
さらに深い意味を読む
太陽を表す金の聖杯から月の銀の聖杯をつなぐ役目が螺旋の星です。
月を通して太陽が創造的な能力を地球にもたらす意味があります。
螺旋の星の左上には七芒星があります。
背景の天球儀と金杯から流れる水にも同じく七芒星を見ることが
できます。
五芒星や六芒星は正確に書くことができても七芒星は360度の円
から等間隔に配置することができません。
それが等間隔に配置されているように見えることから不可能を
可能にできるものとしてお護りにも利用されています。
七芒星が3つあるので7×3=21でメジャーカード(大アルカナ)の
番号に該当します。
メジャーカードの21は楽園回復で新たな宇宙を実現しています。
この螺旋の月は楽園回復にいたるまでの探求者の成熟を表して
いるのかもしれません。
創造的な生き方を独自に進んでいくことで明るい前途が見られます。
輝く星のように注目されていくことを恐れずに行きたいですね。
もし否定的な意味のなかでこのカードが出たとしても、宇宙は祝福
しているということを信じて不利な状況でも対処していくことで
乗り越えることができるでしょう。
もう螺旋の星の状況ではちょっとした困難でも今までの経験と
乗り越えられる智慧を持ち合わせています。
自分の力を信じることで好結果を出すことができるでしょう。
参考資料は
レオン・サリラ著「魔術師のトート・タロット」
アレイスター・クロウリー著「トートの書」
です。